
1日ごとの勉強計画を立てたいけど、やり方がイマイチよくわからない…。

休日はなんとなく勉強やって終わってしまう…。
今回はこんな悩みを抱える受験生に向けて、勉強の効率がUPする1日の勉強計画の立て方について解説していきます。
全体の流れ
今回紹介する「1日の勉強計画の立て方」の流れは次の通りです。

1日単位で終わらせたい量を決める
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1日を4つの時間帯に分割して振り分ける
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「1ポモドーロ*1目標」になるように振り分ける
*ポモドーロについては後で説明
計画を立てる最大のポイントは「分割」です。分割することで次のようなメリットが得られます。
- 「今やるべき勉強は何か?」がはっきり分かるようになる
- ”締切効果”の力が発揮される
1つ目のメリットは「今やるべきことが明確化すること」です。
何をやればいいのかわからない状態では、人間はどうしてもサボってしまいがちです。しかしできるだけ数値化された具体的な目標があれば、行動が起こしやすくなります。
2つ目のメリットは「締切効果」です。
夏休み最終日になってやっと焦って課題をやる気になるという、アレのことです。時間を細かく分割しておいて「締切の数」を多くすることでこの「締切効果」を何回も発動させて、勉強により集中することができます。
それでは、具体的な方法についてこれから説明していきます。
1日にやる量を決める

まずは、1日単位で何の勉強をするのかを決めましょう。
例えば、
「1週間で140問終わらせる!」
という目標があるならば、単純計算で1日20問やろう、と決めてみましょう。
ただし1日に割り当てられた量があまりにも多すぎると、やりきれずに終わってしまうので注意が必要です。毎日、「〇〇を▲時間で□問解いた」といった勉強記録をアプリや手帳等を活用して残す癖をつけておくと、自分がどれくらいの効率で問題がとけるのかという感覚がだんだん身についていきます。
勉強記録するためのテンプレートは以前公開してあるので、使ってみたい人はこちらの記事(↓)に飛んでください。
1日を4分割する

1日ごとにやる量が決まったら、1日を4つの時間帯に分割して考えていきましょう。
4つの時間帯とは、
・午前中
・昼
・夕方
・夜
のことをいいます。
各時間帯ごとに「午前は○○時間、昼は…」というふうに勉強時間のめやすを決めます。
そうしたらその勉強時間のめやすに従って、先ほど決めた「1日で終わらせたい勉強」を4つの時間帯に振り分けましょう。
ここで意識してほしいポイントが1つあります。それは「頭が冴えている午前中は理系科目、昼/夕方は文系科目にあてる」ことです。人間の脳は、1日の中で時間が経つにつれて(何も勉強していないときでさえも)だんだん疲れてきてしまいます。なので、脳が発揮できるパフォーマンスを意識しながら計画を立てるとより効率的に勉強が進められるでしょう。
1ポモドーロ1目標

4つの時間帯ごとに振り分けたら、さらに各時間帯で「ポモドーロ単位」に振り分けます。
「ポモドーロ」というのは「ポモドーロテクニック」からとってきたのですが、ここで「ポモドーロテクニック」とは何かについて簡単に解説しておきます。
「ポモドーロテクニック」は集中力を高めるために、勉強時間を25分ごとに区切りながら勉強するという時間管理テクニックです。
ルールは簡単で、「25分勉強+5分休憩」を1セット(本記事ではこの1セットを1ポモドーロと呼ぶ)としてこれをひたすら繰り返していくだけです。タイマー等を使い、タイマーが鳴るまで集中して勉強に取り組むわけです。
話を戻します。
まず最初に、各時間帯(午前・昼・夕方・夜)ごとに何ポモドーロ分勉強できるかを計算してください。例えば「夜は3時間(=30分×6)勉強するから、6ポモドーロ分できる」といった具合です。
そうしたら、各時間帯で振り分けた勉強を「1ポモドーロ1個」となるように割り当ててください。1ポモドーロの間に2個以上入れるのはあまりお勧めしません。なぜなら、短時間の間に勉強をコロコロ変えてしまうと、いわゆるマルチタスク状態になって効率が落ちる恐れがあるからです。
ここまでできたら、1日の計画は完成です。
まとめ
本記事では、1日単位の計画立て方について紹介しました。1日の計画は行動に直結する重要な計画なので、この記事を参考にしてぜひ実践してみてください。

1日単位で終わらせたい量を決める
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1日を4つの時間帯に分割して振り分ける
★脳が疲れる時間帯を意識しながら!
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「1ポモドーロ1目標」になるように振り分ける
最後までご覧いただきありがとうございました。
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