
問題を解きたいのに、ボーっとして頭に入ってこない…。
こういった悩みに答えていきます。実際、受験生からも
勉強にとりかかろうと参考書を開いても、内容が頭に入ってこない。
文章を読むスピード、思考速度が絶望的に遅い。
といった質問を受けました。
この記事では、すぐに対処すべきポイント3つを紹介したあと、
問題に取り組むときのコツを説明していきます。
これを読めば、すらすらと文章内容が頭に入ってくるようになります!
- 【まずはコレをやれ】 脳が疲れているだけ【対策3つ】
- 「自分は読めない」という嫌悪感 → 「読める」という感覚を少しずつつかむ
- 他人に教えるつもりで読む【頭への定着度UP】
1.読解能力の問題ではない場合 → 脳が疲れているだけ【対策3つ】
「内容が頭に入ってこない」というのは、
そもそも「疲れている」あるいは「脳がうまく働いていない」からなのかもしれません。
もしそうなら、次の3つのことを試してみるのがいいでしょう。

① 「負荷の高い」勉強を午前中に持ってくる
② 昼寝(~30分)や瞑想で脳を休める
③ 軽い運動や散歩をして脳の働きをよくする
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
① 「負荷の高い」勉強を“午前中”に持ってくる
人間の脳は、時間が経つほど疲れやすくなっていきます。
目を開けているだけでも、脳に入ってくる情報を処理するのにエネルギーを使うので、
それだけで疲労が蓄積していきます。
なので、この脳の疲れは「朝型人間」「夜型人間」にかかわらずたまっていくものです。
たとえば、
「日中に得意科目を勉強してしまってから、夜に苦手科目を勉強する」
となると、朝は調子がよくても、夜になると
脳が疲れやすくなって、モチベも上がりにくくなります。
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なお、こちらの記事で言ったように、どうしてもやる気が出ないときには
「やる気の出やすい勉強を少しやってから、やらなければならない勉強を始める」
という道もありますよ。
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なので、
比較的頭を使うものや、過去問などに取り組むときなどは
できるだけ朝(午前中)に終わらせるようにしましょう。
僕も、1日の計画を立てるときには必ず意識していています。
演習問題や新しく取り組む勉強は、なるべく午前中にまわすようにしています。
また、昼食をとった後は、どうしても眠くなったり集中力が下がりやすいです。
なので、軽めの勉強をそこで入れるようにしています。
このように、勉強する時間帯を考えて計画を立てる、ということを意識してみてください。
② 昼寝(~30分)や瞑想で脳を休める
①でも言ったように、昼食をとった後はどうしても眠たくなってしまいますよね。
しかし眠い状態で勉強をしても、ただ時間を浪費するだけなので、
さっさと昼寝をしてしまいましょう。
僕は昼食をとったあとは、15分程度昼寝をしてから勉強を再開します。
ここで注意してほしいのは、昼寝をしすぎてはいけないということです。
だいたい30分以上昼寝をしてしまうと、普通の睡眠モードに入ってしまって、
昼寝から復帰するのがスムーズでなくなってしまいます。
「あと5分寝ていたい…」
という気持ちはすごくわかるのですが、
昼寝をするときはアラームをセットするなどして時間を決めておきましょう。

③ 軽い運動や散歩をして脳の働きをよくする
これはけっこう効果が高いです。
脳のはたらきが鈍くなる=脳に送られる血液が少ない
ということなので、脳に多くの血液を流してあげることが重要です。
そこで最も手っ取り早いのが「運動」です。
「運動」といっても激しい運動をする必要はないです。
家であれば、
- 腕立て
- 腹筋
- スクワット
- バーピ―ジャンプ
- ダンス
- 壁に沿って逆立ち
などをやってみる、あるいは
- ぶらぶら歩く
- その場で足踏み
などでも全然OKです。
僕がオススメするのは、「立って勉強する」ことです。
僕自身、このブログを執筆するときは、必ず立ってやっています。
座ってブログを書く場合と、立って書く場合を比べてみたのですが、
立って書いたほうがアイデアが圧倒的に出やすかったです。
それからは、必ず立ってブログを書くようにしています。
皆さんも、座って勉強するという概念を捨てて、立って勉強してみませんか。
2.「自分は読めない」という嫌悪感 → 「読める」という感覚を少しずつラクにつかむ
それでも解決しないのなら、コツコツと訓練しなければなりません。
急に読むスピードを上げる方法なんて存在しませんから。
そもそも1文1文の言っている内容が理解できないのなら、
まずその1文を理解することに徹してください。
たとえば、文の要素(主語・述語・目的語など)ごとに区切って意味を理解する、などです。
それができたら、「文章」として読む練習を重ねましょう。
ここで注意してほしいのは、「熟読」にとらわれすぎない、ということです。
1文1文の内容を完全に理解して、その1文の内容を覚えておかなければならない、
ということは、不必要だと思います。
文のカタマリごとに、
「このカタマリは、なんとなく○○ということを言っているなあ」
程度のことを把握していれば十分です。
よく

読んだ文の内容を忘れてしまう…。
という方を見かけるのですが、それは普通のことです。
文の内容を覚えていなくても、
「何となくこんなことを言っていた気がする」
で、十分問題は解けます。
問題を解くときに必要であれば、
それぞれの文に戻って確認すればいいのです。
3.【定着度UP】他人に教えるつもりで読む
よく言われる話かもしれませんが、
ほかの人に説明するつもりで勉強しましょう。
そのほうが理解力が高まるし、勉強の内容も頭に定着しやすいことがわかっています。
僕も、本を読んでいて文章の内容がわかりにくかったりするときがあります。
そのときは、ひとつひとつ易しい言葉で説明したり、具体例を考えたりして、
自分で納得できるような形でかみ砕くということをしています。
あるいは、実際に友人と教えあうのも良いですね。
たとえば、休み時間とかに友達に問題を出してみましょう。
もしその友達の答えが不正解だったら、正解の内容を詳しく説明しましょう。
正解した場合でも、追加情報があればそれについて教えてあげるとGoodです。
このようにすれば、楽しみながら「教えあう」ことを実践できるのではないでしょうか。
まとめ
- 脳が疲れているだけのとき
- 「負荷の高い」勉強を午前中に持ってくる
- 昼寝(~30分)や瞑想で脳を休める
- 軽い運動や散歩をして脳の働きをよくする・立って勉強する
- 2つのステップで文を読めるようにする
- 文の要素分解などを使って、1文1文の内容を理解する
- 熟読しすぎないように、カタマリで文章を読む
- 他人に教えるつもりで読む
記事への意見・感想はコチラ
参考になった。
あと、役に立ったのに
「役に立った」ボタンが押せない…
不具合のご報告ありがとうございます!
確かにボタンを押しても反応がありませんね…。
違うタイプの評価ボタンを導入して評価できるようにしました!
休憩はどんぐらい取ればいいですか?
コメントありがとうございます!
>>休憩はどんぐらい取ればいいですか?
ということですね!回答させていただきます。
僕がおすすめする休憩時間としては、5分以内の”短い”休憩を”こまめに”とるのが良いと思います。こまめにというのは30分~60分に1回くらいです。
長すぎると勉強モードが途切れてしまい、休憩後の勉強に集中しづらくなるおそれがあるので注意が必要です。
ただし5分休憩だけでは疲れてしまうと思うので、5分休憩を5回行ったら少し長め(15分くらい)の休憩を挟む、というのもアリです。
*余談
休憩中にスマホを触ってしまう人が多いのですが、スマホを触ってしまうとつい夢中になり休憩が長くなってしまいます。
また、スマホの使用中は脳が働いているため、スマホを触ることは休憩にもなりませんからあまりオススメできません。