【タブレット教育の落とし穴】実は学習効率が下がるらしい

知恵の館
科学者
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タブレット教育、実は脳に悪影響かも?

今回はそんなテーマでお話ししていきます。

まず最初に結論を言っておくと
マルチタスク状態になって、文章の理解力が下がるから
です。

えっ、マルチタスクって何…?

と思う人がいるかもしれませんが、
この記事でしっかり解説していきますよ。

  1. タブレット教育、12個の問題点
    • マルチタスクに陥りやすい
      • マルチタスクの意味
      • タブレットで集中力が下がる
    • 文章の理解力が低下する
  2. もちろん、メリットもある

タブレット教育、12個の問題点

まず、タブレット教育の問題点を見ていきましょう。

そのデメリットには下のようなものがあります。

  • 健康問題(眼精疲労・ドライアイ・頭痛)
  • タブレット導入にかかる初期費用が高い
  • 修理に費用と時間がかかる
  • 充電の必要がある
  • 教師に求められる教育技術がより高度
  • タブレット製造が環境にやさしくない
  • フリーズ・ハッキングの可能性
  • 電子機器は盗まれやすい
  • 自分で考えることを怠りやすくなる
  • 資料の大きさによっては見づらいことがある
  • マルチタスクに陥りやすい
  • 文章の理解力が低下する

え、こんなにあったの!?

デジタルな世の中になったのもここ数十年の出来事なので、
これだけ問題を抱えてしまうのも仕方ありませんね…。

全部説明しようとすると大変なので、

最後の2つ

  • マルチタスクに陥りやすい
  • 文章の理解力が低下する

について詳しく説明していきます!

マルチタスクに陥りやすい

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デジタル機器を使った学習によって、

・気が散りやすい

・マルチタスクになって、効率が下がる

といった問題があるかもしれません。

「マルチタスク」の意味

まず、マルチタスクとはどういうことか説明します。

マルチタスク (multitasking) は、
複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して
切り替えながら実行することをいう。

出典:マルチタスク(心理学) – Wikipedia

分かりやすい例でいうと「ながら○○」です。

・ながらスマホ
・ながら運転

などです。

「ながら○○」じゃなくても、
短い間に作業を切り替えるのもマルチタスクです。

例えば
・本を読んで、気になることがあったらすぐググる
・勉強中にTwitterが気になり、頻繁にチェックする
など。

こういうマルチタスクは、
学習の効率に影響を与えることがわかっています。

タブレットで集中力が下がる

ここからは、具体的な研究について見ていきます。

Naomi Baron氏が
日本・アメリカ・ドイツで行った調査によると、

日本人学生の約92%が
「紙で読むときが一番集中できる」

と答えたそうです。
どうやら、紙のほうが集中できると感じるようです。

では、紙とデジタルで集中度が違うのはなぜでしょう?

その理由は「マルチタスク」にあります。

L. D. Rosenらの研究では、

タブレットを使って15分間学習している間、
平均3回もタスクを切り替えてしまう

ということがわかりました。
1つのことに集中できていない、ということですね。

たしかに…!
気になることがあったら
すぐにスマホで調べちゃうからな…。

いろいろな機能が入っているデジタル機器だからこそ、
集中ができなくなってしまうわけですね。

そうなると、次のようなジレンマが生じます。

タブレットだからこそできる機能を活かしたい!
でも、自由に使えてしまうとマルチタスクに…。

多様な教育を生徒に与えてあげるべきか、
それとも、生徒の学習効率を重視すべきか…。

なかなか一筋縄ではいかない問題ではありますよね。

タブレット教育を進めていくのであれば、
マルチタスクになってしまわないよう、
何かしらの制限をかけざるを得ないんじゃないかな、
と思います。

文章の理解力が低下する

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マルチタスク」のせいで、
文章の理解力が下がってしまう
可能性があります。

David DanielとWilliam Woodyの研究では、
大学生の成績を、電子教科書紙の教科書で比べました。

その結果、成績は

電子教科書 ≒ 紙の教科書

となりました。

え、どっちでもいいってこと?

いいえ、面白いのはここからです。

実は、教科書を読んだ時間を比べたところ、
電子教科書のほうが多かったんです。

これは、1つのことに集中できない
マルチタスク状態になりやすいから
と考えられます。

なるほど…。

この調査では、電子教科書のほうが

非効率だったのか。

2021年東京大学の研究でも、
紙のほうが良いという結果になりました。

その研究者によると、

教授
教授

紙に印刷された物理的な教科書を想像してください。
目を閉じれば、

「左側のページの3分の1の位置に写真があって、
下の余白にはメモが書き込まれている…」

というようなことがイメージできるはずです。

紙の場合は「物理的な場所」を認識することができて、
脳が活性化するのではないか、とのことです。

コレは納得!

「あの内容は真ん中の辺に書いてあって…」

とか思い出せるよな…。

確かに!

スマホだと場所記憶ができないわ…。

紙で読むとき、脳内ではどうなっているのか調べた人もいます。

Natalie Phillips 氏は、
大学院生が読書しているときの脳活動を
MRIスキャナーで調べました。

その結果、紙で読んだ方が
集中して作業するときに働く脳の部位が
活性化した
ことがわかりました。

他にも、
デジタル書籍を読む人に比べて、紙で本を読む人のほうが
自己コントロール能力が高い
ということなどもわかっています。

もちろん、メリットもある

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当然のことながら、
タブレット教育は悪いことだらけではありません。

  • 多くの資料をより早く学べる
    • 映像資料を積極的に使える!
  • 1つのタブレットで完結する
    • 教科書
    • 資料集
    • 辞書
    • 小テスト
    • 宿題
    • 検索機能 など…
  • 軽い
    • 腰痛などが軽減!
  • IT社会に適応する能力が身につく
    • 情報化社会に追いつく!
  • 紙の使用量と廃棄量の削減
    • プリントの整理が楽!
  • 生徒個別に合わせたアプローチが可能
    • アプリなどを活用
  • 電子教科書は紙の教科書より安価
    • 実際、Kindle版のほうが安いよね!

など、メリットもたくさんあります。

最後に挙げた、

  • 電子教科書は紙の教科書より安価
    • 実際、Kindle版のほうが安いよね!

というのは、皆さんも納得してもらえると思います。

特に、Amazonさんがやっている
「kindle unlimited」は破格で、

1か月 980円

で本が読み放題です!

普通に本を買おうと思ったら、
1冊1000円以上はかかりますよね。

なので、月に1冊でも読めば元が取れちゃいます(笑)

どうしようかな…。

と悩んでいる人でも全然OKで、

1か月無料お試しができるので、損はしません!

デジタルで読むのは良くない
って言ってたくせに!

マルチタスクになるからイヤだ!

と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!

実は、Paper White という
本を読むためだけに作られた
専用の機器があります。

これなら、マルチタスクになる心配もありませんよね。

さらに!

大学生なら、月250円

  • お急ぎ便
  • 映画・TV番組見放題
  • 音楽聴き放題
  • 本読み放題
  • 写真保存し放題 etc…

など、様々な特典が利用できます。

しかもお試し期間は半年です(笑)

学生限定なので、
今のうちにポチっておきましょう!

参考にしたサイト
https://tablets-textbooks.procon.org/
https://er.educause.edu/articles/2015/9/paper-or-tablet-reading-recall-and-comprehension
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/en/press/z0508_00168.html

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