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【大学受験】1週間の勉強計画の立て方を浪人経験京大生がレクチャー!#1

受験勉強法
この記事は約11分で読めます。

1週間の目標を立てたいけど、どうやって立てればいいの?

きちんと達成できる計画の立て方を知りたい!

こういった受験生のために、1週間の計画の立て方について超具体的にレクチャーします!

ブログ執筆者
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最初に、その手順を簡単にまとめておきました!
これを頭に入れたうえで、読み進めてください。

図解でわかる!
手順
  1. 「最優先目標」を1つ決める
  2. 「最優先目標」を達成するための方法をさぐる
  3. 課題・予習などの“義務タスク”をまずは予定に組み込む
  4. 残りの時間を「最優先目標」にあてる
  5. 「サブ目標」を決めて(~2つ)、①②④を繰り返す
  6. 習慣的に取り組むべき勉強もスケジュールに組み込む

Ⅰ:「最優先目標」を1つ決める

計画を始めるための第一歩は「目標を立てること」です。

どんな目標を立てればいいのか、一言でいうと
「自分が苦手意識を持っているもの」
です。

例えば

・リスニングが苦手だな
・いつも現代文が足を引っ張るなぁ…

など、模試・定期試験・普段の勉強で自覚していると思います。
それらすべてが目標になりえます。

しかし、それら全部を一挙に目標にするのではありません。
複数の苦手意識があるなら、1つに絞りましょう。

でも、どうやったら1つに絞り込めるんですか?どこから手を付けようか迷ってしまって…。

行きたい大学がある程度決まっている人は、
配点や問題の傾向に応じて決めるといいです。
なので、迷ったときは配点が高い方を優先しましょう。

一方、まだ志望校が決まっていない人は、
やる気を出しやすい科目・分野から手を付けていくといいですよ。

でも僕、全部苦手意識があるんですけど…。その場合はどうすればいいんですか?

こういう人はまず、1つでも得意科目にすることを意識してください。
全部苦手だと勉強へのやる気が出ませんよね。

そこで、まず手を付けるべきものはズバリ
勉強の成果がすぐに出やすいもの
です。

例えば教科名でいうと

・理科(物・化・生・地)
・社会科(地歴公民)

が狙いどころです。

数学の分野では、例えば

・データの分析
・指数・対数関数
・複素数平面

などは、勉強してコツをつかめば問題が解きやすくなります。
(あくまで僕の感覚ですが…)

ブログ執筆者
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POINTはこちら。

  • 苦手意識があるものはすべて目標になる
  • 最優先目標は必ず1つに絞る
  • 「配点・問題の傾向・やる気を出しやすい・成果が出やすい」など取捨選択のやり方はたくさんある

Ⅱ:最優先目標を達成するための方法をさぐる

次に、自分の苦手を克服するための具体的方法を探りましょう。

まずは、模試や定期テストの成績/答案を見て原因を考えましょう。
そこから、その原因をつぶすための方法を考えてください。

例えば、次のような感じです。

✓最初の基本的な問題で点を落としている

基本問題は量をこなしていれば
解けるようになるはずだ

確かに、この分野の勉強は後回しにしていた

基本レベルの問題を解けばいいか。

✓問題集でやったのに解けなかった

頭に定着していなかったからだ

新しいものばかりに手を付けていて、
復習していなかった

新しい問題集に手を付けるのは一旦やめよう。

この一週間は先週の復習に費やそうか。

✓方向性はわかったのに具体的な計算ができなかった

計算力が足りてないからだろう

演習を積んでいれば、
「この式は因数分解しよう」
と思いつけたはず

自分で思いつけなかった式変形は、
パターンとして頭に入れておこう

✓見たことがない問題だったから手を付けられなかった

演習の量がまだ足りていないのかもしれない

「この形を見たら、これを試してみる」
という発想の引き出しを増やす練習も必要かな

問題演習の量を増やし、
「どの分野の問題かがわからない状態」
で勉強してみようか。

いろいろと例を挙げましたが、
結局どうすれば良いのか。まとめると

  1. テストで間違えた問題を探す
  2. 原因は何かと考える
  3. その原因をつぶすための具体的な方法を考える

ということになります。

そもそも、原因も対策もわからない…。

という人は、各教科の先生や講師に
自分の答案/解きなおしを持って行きましょう。
きっと的確なアドバイスをもらえると思います。

《注意点》目標の決め方

次に注意してほしいのが、目標の定め方です。

例えば、目標として
「物理の単振動が苦手だから克服したい」
と立てたとします。

それで1週間勉強して、目標が達成できたかを確認できるでしょうか?
もちろん、克服できた感覚を持てる場合もあります。

しかし、この目標の立て方では
「目標が達成できた…のか…?」
となってしまいます。

なので、なるべく数字を含めるとGoodです。

例えば、

「持っている問題集で単振動の問題を10問解く」
でもいいし、

ワンランク上を目指したい人は
月~土曜日:勉強
日曜:△×の問題をテスト→正答率70%以上

とするとExcellentです!

実証済み

ワシントン大学が行った実験では、
被験者に美術史についての知識を学んでもらったあと、

①:テストはせずに復習する
②:選択式のテストで復習する
③:短答式のテストで復習する
の3通りのやり方で復習してもらった。

その結果、
「③:短答式のテストで復習する」
を行ったグループが、1ヵ月後の再テストで成績が最もよかった

数字で目標を決めるコツ

ここで、数字を設定する上でのテクニックを紹介しましょう。

「忙しかった」
「だらけてしまった」
となって目標の数字に届かないと、
どうしてもモチベが下がってしまう方がいます。

そういうときは「10問」といったジャストな数字ではなく
「7~10問」のように幅を持たせるといいです。

どちらの場合も目指すのは「10問」ですが、
幅を持たせた方が当然ながら目標達成の可能性が上がりますよね。

しかし、

え、それって自分への甘えじゃないですか?

と思う方がいるかもしれません。
たしかに、極端に幅を持たせたりするのは逆効果です。

しかし、計画や目標において重要なのは
「達成できたかどうか」
だと僕は思います。

もちろん「成長できること」も大事なのですが、
成長できるためには継続が絶対に必要ですよね。

だから、計画や目標はなるべく自分のレベルに合わせて、
無理なく達成できるようなハードルに設定すべきです。

よくありがちなのは、

もっと多く勉強してやるわぁーーー!!

と意気込んでしまって、結局達成できないパターンです。
下手すると、

うわぁー、今週は多かったし怠けちゃった。
まあ、今週出来なかった分は来週がんばればいいよね。

と言って、また来週も達成できない目標を立て続け、
すべてが中途半端に終わってしまうこともあります。

皆さんもよくやってしまいがちではないでしょうか。

最初は難なくクリアできる程よい目標にしておいて、
つづけて達成できるようになったら徐々に上げていけばいいのです。

ブログ執筆者
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POINTはこちら。

  • 模試の結果から 原因分析→具体的方法に落とし込む
  • 目標は数字を含めたほうが良い
  • 達成できない目標は無意味

Ⅲ:課題・授業の予習など、“義務タスク”を予定に組み込む

高校から出される宿題,予習しないとついていけない授業など…。
どうしてもこなさなければいけない“義務タスク”は避けられません。

しかし、こういう“義務タスク”にも良い所があります。

自分から積極的にやろうとは思えない勉強を、
強制的にでもやらせてくれるところです。

なので、
まずは課題・予習など期限付きの勉強をスケジュールに組み込みましょう。

とはいえ、

うちの学校、課題が多いよ~。

という人もいるかもしれません。

しかし、課題が多く感じているのはあなたが原因ではないでしょうか?
「何が与えられるか、ではなく与えられたものをどう使うか」をまず考えましょう。

・スマホを使いすぎていないか?
・睡眠不足で日中寝てばかりいないか?
一度自分の生活を見渡してみましょう。

「記録の力」は意外に重要

自分の生活をチェックする方法を、ここで紹介しておきます。

明日1日何をするか、寝る前に予定を立てておく

今さっき、何したかを「行動記録」として書く

「予定」と「行動記録」を比べて、
自分の行動を改善する

太字で強調したのは、計画は立てるのに記録をしない人が多いからです。

実際に、僕も実践しました。

午前中までは順調だったのに、午後からはスマホの時間が多くなって予定がズレこんでいました。
食事の後にダラダラとスマホを見てしまいがちだ、ということに気づいてからは
「食事後はスマホで時間浪費しがちだから気を付けよう」
と言い聞かせることで、計画倒れを防げています。

ぜひ、一日でもいいので皆さんも「行動記録表」を作ってみてください。

それでもダメなら最終手段…。

それでもなお、課題がやりきれないのなら、
せめて優先順位の高いものだけこなしましょう

ここでいう「優先順位が高いもの」とは
主にこの3つです。

・苦手科目/分野の課題
・自分から進んで勉強したくないもの
・グループ活動の準備

ぶっちゃけ、どれも「しんどい」ですよね。

しかし
「しんどい」と思うことでも、
強制的にやるようにしてくれるのが課題の役割です。

これは先ほども言いましたよね。

ブログ執筆者
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POINTはこちら。

  • スケジュール化は”義務タスク”から手を付けよう
  • 行動記録表を作って生活のムダをなくそう
  • どうしても課題がやり切れないなら、優先度が高いものだけでOK

Ⅳ:残りの時間を「最優先目標」にあてる

Ⅲでは“義務タスク”のための時間をスケジュール化しました。
次は、その残った時間を「最優先目標」を達成するための時間として組み込みましょう。

もしスケジュールからはみ出してしまったら、
無理に詰め込んではいけません。

無理に詰め込んだら、目標が達成できないのは当然です。
もう一度Ⅱに戻って、目標のハードルを下げておきましょう。

ブログ執筆者
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POINTはこちら。

  • スケジュールからあふれる
    =達成できない証拠
    →ハードルを下げよう

Ⅴ:サブ目標(~2つ)にも挑戦しよう【余裕がある人向け】

もし時間に余裕があるのなら、
「サブ目標」を立てて取り組むのもGoodです。

サブ目標の場合も計画の立て方はⅠ・Ⅱと同じです。

ただ、あまり目標を立てすぎるのもよくありません。

何度も言っているように、
無理すると目標が達成できず、
勉強のやる気ダウンにつながるからです。

サブ目標は(目標の難易度にもよりますが)、多くても2つくらいにとどめておいた方がいいです。

Ⅵ:習慣的に取り組むべき勉強もスケジュールに組み込む

受験科目の中には、

勉強しても成績が上がらない…。

というものも存在します。

その代表例が国語(現代文)・数学・英語です。

これらはすぐに成果が出るような簡単な科目ではないため、
長期的な努力が必要です。

では具体的にどうすればいいのかというと
「勉強の習慣化」です。

例えば

○日に1回は現代文の問題を解く
毎日△問はチャートを解く
・電車通学中は必ず英語を聴く

などです。
このような勉強を習慣的に取り入れることで、
成績UPの手助けになります。

もちろん、これだけやっていれば伸びるというものではありません。
各自の苦手分野に応じた対策も講じなければなりません。
そういう対策は、これまで述べてきた「最優先目標」で行いましょう。

とはいえ、

ついつい忘れちゃうし、メモ帳に書いても寝る前になってやっと気づくことが多い…。

という人も多いと思います。

そういうときは、
「スマホの通知を見たくなる・消したくなる」
という心理を逆手にとってやりましょう。

これは僕が実際使っているアプリなのですが、習慣化にものすごく役立っています。

ループ習慣トラッカー

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機能はものすごくシンプルで、
タスクが完了したらチェックをつけるだけです。

設定画面で「通知を固定する」をONにしておけば、
未完了なのに通知を消してしまう、なんてこともありません。

習慣を実行するまで通知がへばりついているので、
「通知消したい…」と感じて勉強に取り組みやすくなります。

しかし、このアプリはAndroid版しかないようなので、
IOSでも使える類似のアプリもここに載せておきます。

DotHabit - 習慣・目標・日課の管理アプリ

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ブログ執筆者
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POINTはこちら。

  • 国数英は、習慣的な勉強で成績UPにつながる
  • アプリを駆使して習慣化しよう

今回のPointの復習&追加レクチャー

ブログ執筆者
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これで1週間の計画の立て方レクチャーの基礎編は終了です!
追加レクチャーとして、
もっとワンランク上を目指したい方
計画が続かなくなってしまった方

のためにこちらの記事をご用意しています。

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こちらに今回のレクチャーのまとめをしておきます。
何回も見直して、第一志望に合格できる計画づくりをしていきましょう!

手順
  1. 「最優先目標」を1つ決める
  2. 「最優先目標」を達成するための方法をさぐる
  3. 課題・予習などの“義務タスク”をまずは予定に組み込む
  4. 残りの時間を「最優先目標」にあてる
  5. 「サブ目標」を決めて(~2つ)、①②④を繰り返す
  6. 習慣的に取り組むべき勉強もスケジュールに組み込む
  • 苦手意識があるものはすべて目標になる
  • 最優先目標は必ず1つに絞る
  • 「配点・問題の傾向・やる気を出しやすい・成果が出やすい」など取捨選択のやり方はたくさんある
  • 模試の結果から 原因分析→具体的方法に落とし込む
  • 目標は数字を含めたほうが良い
  • 達成できない目標は無意味
  • スケジュール化は”義務タスク”から手を付けよう
  • 行動記録表を作って生活のムダをなくそう
  • どうしても課題がやり切れないなら、優先度が高いものだけでOK
  • スケジュールからあふれる
    =達成できない証拠
    →ハードルを下げよう
  • 国数英は、習慣的な勉強で成績UPにつながる
  • アプリを駆使して習慣化しよう
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